【色彩検定1級1次】ファッション〜ファッションビジネスにおけるカラーコーディネーターの役割〜
👱♀️カラーコーディネーターのお仕事!
実際のところだと、他のお仕事と兼任してる事が多い🧐デザイナーとかマーチャンダイザーとかファッションディレクターとかね!
何をするかというと。
➡︎カラー情報の収集、分析、色彩計画の提案!
・デザイナーが提案したデザインを、さらに活かすようなカラーコーデネートを提案するのが大事👯♀️
・店頭におけるVMD企画も担う事になるから、デザイナーやマーチャンダイザーとしての経験。糸や染色、テキスタイルに関する知識。色彩に関する基礎知識。が、要求される!
・これが基礎で、それらを応用できる優れた感性を備えていることが条件!!(感性!難しい!笑)
◉シーズン前⇨情報収集、分析、報告。シーズンテーマカラーもこの時期に提案!
◉シーズンイン⇨売れ筋カラーの分析。消費者に向かってカラー提案!
◉シーズン後⇨データの整理、売れ筋の分析、厄年の企画の参考にする!
一つ一つ、掘り下げていきましょう!
■カラー情報の収集・調査■
情報源いろいろ🧸
カラートレンド❶インターカラー
・1番早く発表されるカラー情報!
・実シーズンの約2年前
・日本含む10数カ国が集まって決める。
・年二回ある(春夏向けと秋冬向け)
カラートレンド❷海外のファッション情報会社
・実シーズンの1年半前
・世界のファッション情報会社が、一斉にカラー情報を発表。
・テーマ別にカラーパレットが作られてる!
カラートレンド❸日本流行色協会(JAFCA)
・これも実シーズンの1年半前。
・インターカラーの情報を受け、日本向けのテーマに沿ったカラーパレットを発表!
・日本流行色協会は、日本で唯一、インターカラーに参加できる機関👍
テキスタイル情報(素材の展示会)
・パリのパルミエール・ヴィジョンが有名。実シーズンの1年半前に開催されてる。
・他にはコットン・インコーポレイテッドも情報を発信していたり。
・さらにその後、国内のジャパンクリエーション(JC)などの展示会を見て、実シーズンの素材やカラー構成を予測する🧐
コレクション情報
・オートクチュールコレクション
→パリとローマ
→1月(同年の春夏向け)と7月(同年の秋冬向け)
・プレタポルテコレクション
→ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、パリ
→2〜3月(同年の秋冬向け)と、9月〜10月(翌年の春夏向け)
も捨てたもんじゃない!第四コレクションに続く第二グループと言われてる✌️
ストリートファッション情報
コレクションから発信されるハイファッションの対象軸が、東京のストリートファッション🍟
消費者のライフスタイルに根づいたトレンド情報!コレクションに影響を与えるものもあり、ストリートファッションの分析は欠かせませんっ🤓
アパレルの展示会情報
・実シーズンの6〜3ヶ月前。
・サンプルを中心に、素材やカラーの提案💡
ファッション雑誌やネットの情報
・雑誌→時代をリードする役目。
・インフルエンサー→売上への影響大!
※ネットは根拠がない場合もあるので注意。
自社と他社の実績調査
・売れ筋の分析は、企業が最も重視することの一つ!
・次期シーズンの企画へと繋げていける🤝
■カラー情報の整理と分析■
上のやり方で情報を集めたら!次は分析ね😎
☆定性的な分析方法➡︎対象の「質」的な側面に注目する!
インターカラーやJAFCAが出すカラー情報は、コンセプトやストーリーになっている!これを分析し、全体像を把握🏋️♀️
ロマンチックとかモダンとか、テイスト別に整理しておくのも🙆
☆定量的な分析方法➡︎対象の「量」的な側面に注目!
色を整理、分類して、その「量」で判断する!
調査用のカラーコードを使って、実績色や提案色をはめこむ。→出現色の傾向と頻度の特徴を分析することで、次期シーズンのトレンドも予測できちゃう!
この分析を続けていくと、次期シーズン以降の予測もできるように🤗
■シーズンテーマカラーの決定■
分析が終わったら、いよいよカラーを決めにかかるっ!
◉テキスタイルコンバーター(生地問屋)やリテール(小売業)との調査
通常はテキスタイルコンバーターの持ってる素材から、イメージに合う素材やカラーを選ぶ。
なければ特注!
リテールとの共同企画なら一緒に選ぶ。
特にVMDの提案があれば、それに沿って選ぶ!
◉ディレクションレポートの作成
ここでよーーーうやく、自社商品のテーマカラーの策定に着手!
カラーコーディネーター🙋♀️は、他のスタッフやバイヤーと協議して、ディレクションレポートを作る!!
マーチャンダイザーやコーディネーターはトレンド情報が欲しいので、次期シーズンのスタイリングやテキスタイル、カラーなどを統合したレポート📄✨
このレポートで次期シーズンのブランドの大筋が決まるから、すごく重要!
◉シーズンカラーとイメージマップの作成
ディレクションレポートの方向に従って、次期シーズン、マンスリー、ウィークリー、特別企画など、コンセプトやテーマを決定!
カラーコーディネーター🙋♀️はこの決定に従って、「カラーイメージマップ」を作成!
「カラーイメージマップ」とは?
→様々なカテゴリーから選択されるp(^_^)q
→自然や風景からのイメージ、時代様式や伝統からのイメージ、美術や文化のイメージ、風俗や衣服からのイメージ、生活スタイルや生活シーンからのイメージ、スポーツやレジャーなどのイメージ、など!
→カラーコーディネーター🙋♀️は、これらから連想されるカラーを選定し、同時にテキスタイルやスタイリングの画像を雑誌などから切り抜き、イメージマップを作る!
→大体テーマを4つ程度決め、それぞれのテーマにつき5〜6色程度のカラーを選ぶ!
◉プレゼンテーション
コンセプトが承認されれば!売り込みだっ!
デザイナーやカラーコーディネーター🙋♀️から、テキスタイルコンバーターやリテールへ、プレゼンかけますっ!
特にリテールへのプレゼンは、売上に直結するので重要です!
■VMD■
MD(マーチャンダイジング)
→商品企画や、品揃え計画。
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)
→その計画を、視覚的に演出すること!
店舗でやる。
消費者に商品を印象付けて、購買に結びつけるためのVMDをする!
この後さらに詳しく学びますっ!