【人生の使い方】平安寿子
前回読んだ【オバさんになっても抱きしめたい】でも思った。
どうして平さんはこんなに、色んな立場の人たちの心が分かるのか?!
心の中まで描かなくても、その人物の発する言葉、人となりが「イメージ通り」すぎて。物語なのにリアルというか。。
今回もそれをひしひしと感じた一冊でした(@ ̄ρ ̄@)
中年夫婦と、それを取り巻く人たち。
兄夫婦。自分の子供。同僚。趣味仲間。
みんな、みんな居そうな感じなんですよ。
脳梗塞の話なんて本当に「その通り!」と膝を叩きたくなるレベル。
一体どんな人生を歩めばこんなに「人」が知れるのか。
どんな取材を行っているのか。相当な聞き出し力なのか、お酒でも入ってるのか。笑
とにかく、中年の奥さま、旦那さまの心を生々しく感じた。
普段は何を考えてるのか分からないタイプや世代の人でも、物語として書かれたらわかるのね( ;∀;)
これはそのお子さん世代が見ても面白いかも。
近い世代ももちろん。
そして微妙に離れている私でも、十分に楽しめた。
人生には色んなフェーズがあって、その場その場でどんな感情の遷移があるのか。
それは死なない限りは自分にも訪れるわけで。
これからの時代では結婚しない生き方も大いにあり、また違ったルートもあるだろうけれども。
人生は、ときどき、楽しい。
そのときどきの楽しさをより一層輝かせるために、辛いことも乗り切って行きたいものです( *`ω´)
私も何かワクワク打ち込めるものが、あったらいいなぁ〜❣️