【「かわいい」のちから】入戸野宏
あとがきで「科学として恥ずかしくない読み物にしたい」とおっしゃっていたのがよくよく伝わりました。
そこに固執してるのかなといいますか、
科学でもちろん良いけれど、もう少しとっつきやすい書き方でも良かった気がしました!笑
とりあえず読みきったので感想をば。
まず、まだ「かわいい」の研究は結果が出ていません。
研究すればするほど、「かわいい」の言葉の汎用性の広さ、海外には似た言葉がないこと(かわいい≠cute)などなどで、難しいみたい。
だからこそ、海外での実験で「なぜその仮説がたったの?」と思う事もあったり、笑
でもほとんどの実験が、「なんとなくふんわり捉えていた自分のかわいいと思う感覚(ないしは、かわいいと感じた周りの行動)」を、一つ一つ整理できたように感じました。
いわゆる見た目のかわいさと、かわいいと思う感情との差だったり、
幼い=かわいいとは限らなかったり、
キャラクターの変化?成長?にはちょっとニヤリとしながら。笑
かわいいと感じる男女差や、年齢差。
かわいいものを見た時の、体の変化。
いろんな側面から見るのに、日本の凹文化と海外の凸文化の差というのも面白く、
私は根っからの日本人だなと感じ。笑
日本だからこその「かわいい」文化にも、納得なわけでした。
今現在も社会で役立っている「かわいい」ものたち。
かわいいものは人間のコミュニケーションを円滑にしたりとかの良い効果もたくさんあるので、
「かわいい」の研究で私たちの暮らしがより良くなったら良いなと思いました(*´ー`*)