【孤独のワイン】イレーヌ・ネミロフスキー著/芝盛行訳
何の気なしに手に取った本。
(海外の方の適当さというかノリが人間的で良いのではないか?ちょっとそういうの覗いて見ようかな。くらいのごく軽い気持ちで)
重たい内容でした( i _ i )
途中から気付きましたが、これ自叙伝に近いのね。
著者はイレーヌさん。
主人公エレーヌさん。
父が大好きなエレーヌ。(描写からそう推察)
職を失い、出稼ぎに行ったあたりから、株やらに陶酔して狂っていく父。
母親要素のない恋愛に奔放な母。
もらうべき愛をもらえずに育つエレーヌ。
巷の恋愛が理解できない。嫌悪感さえ抱く。
養育係のローズ嬢が、ある種の自死をした事で、エレーヌは復讐に燃える…
賢いエレーヌ。復讐の時を待つ。
母の愛人と、母と、エレーヌの3人暮らし。
そうなるのも、戦争やらのこじれた時代背景が感じられる。
だんだん大人の体に成長したエレーヌは、
母の愛人を表面的に奪い、そして捨てる。
そして父の死。
最愛の父の死。
母が血眼になり遺産を探している間に、エレーヌは愛猫を連れ家を出る。
自由で新しい人生の始まり。。
そんな流れでした。
今時「毒親」も多いし、共感を得る方は多いのではないでしょうか。
時代や人種は違っても。。
そして個人的な感想。
読みづらい。笑
元々カタカナの名前だとこんがらがる私。
訳者の芝さんは、このイレーヌさんの翻訳に2008年から専念されていたそう。
ってことは好きじゃん。と推察。
だとしたら、だからなのか。
わりかし直訳っぽい文章構成で、こんがらがりましたヽ(;▽;)笑
英語は読めるんです。
日本語も読めます。
だがしかし。
日本語で、海外の文体で書かれると、、混乱しました!笑
んま、これは、私の好みです( ;∀;)
これから読んでみようかな⭐︎
あんまり訳とか苦手だな⭐︎
という方の、
ご参考になれば…(狭
平和が1番。
ありきたりな愛は素晴らしい。