【色彩検定1級1次】光と色〜混色〜
■グラスマンの法則(加法混色の法則性)■
グラスマン➡︎ドイツの数学者。1853年に、加法混色の基本原理を整理。数式にまとめた。なので、
グラスマンの法則は、加法混色の法則性。この法則は、XYZ表色系の考え方の基礎になってる。
🔦等色実験
スクリーンを上下に分けて。
下には決まった色光C。
上にはRGBの色光を重ねて投影。
上の3つの色光の量を調整して、下のCと同じ色に見えるー!って状態が、「等色」。
そしてその実験が、等色実験。
グラスマンはこれをやり、Cがどんな色でも、RGBの調整で等色できることを証明した。
🔦条件等色(メタメリズム)=異なる分光分布でも、同じ色に見えること。
🔦グラスマンの法則と、錐体の機能
異なる分光分布であっても、3つの錐体の反応が等しければ、違う色かどうかの区別は眼にはできない👁
だからこそ、これから学ぶ色の三色性、等価性、加法性、連続性がおきるっ!!
🔦色の三色性➡︎3色あったら何でも作れるよ!ってこと。
RGBがあればなんでもね🙆
色刺激➡︎色光のこと。
原刺激➡︎RGBの3色。
それを踏まえた上で、ですね。
この三色性は、式で表すこともできる!👍
等色式➡︎【色光(C)≡R[R]+G[G]+B[B]】
同じに見えているけど分光分布としては違うので、=ではなく≡を使う。
斜体のRGBは、それぞれの量を表していて、これを三刺激値という。
例題①この色光Cを作るのに、三刺激値の数値を求めよ!→色光C≡これだけの量の[R]+これだけの量の[G]+これだけの量の[B]です!
って感じで使うのかな?!←
🔦色の等価性➡︎等色していれば、同じ色を同じだけ足すと、同じように色が変わるよ!
ってこと。
分光分布が違う2色でも、等色していれば同じなんだ🙆
🔦色の加法性➡︎等色している色同士➕等色している色同士=結局等色していれば、足しても等色した状態になる。
式で表すと
色光[D]≡R1[R]+G1[G]+B1[B]
➕ ➕
色光[E]≡R2[R]+G2[G]+B2[B]
↓
色光[D]+色光[E]≡(R1+R2)[R]+(G1
+G2)[G]+(B1+B2)2[B]
ってこと!
🔦色の連続性➡︎RGBを加法混色して作った色光の、いずれかの原刺激値の混合量を連続的に変えると、色光も同じように連続的に色が変わるよ!
ってこと。
青と緑で作った青緑。緑を足すと足した分だけ緑みが強くなるよ。
ってこと。