【色彩検定1級1次】色の表示〜オストワルト表色系〜
オストワルト👨🏫
ノーベル化学賞も受賞した、ドイツの化学者!
オストワルト表色系
・1,917年に発表。混色系の表色系。
・「あらゆる色は白色(W)、黒色(S)、純色(F)を回転混色することで作る事ができる」事を前提にしてる。
・基準は混合比率。
・白色量(W)+黒色量(S)+純色量(F)=100
※カッコの中の解説↓
W🤍White/S🖤Schwarz/F🌈Full color
です!
■色相環■
基本色相➡︎ヘリングの反対色説の心理四原色、赤・緑・黄・青を基本にする。
それをまず対角線上におき。
その間の色をそれぞれ置き、8色相になり。
さらにそれを3分割して、24色相。
1〜24の番号で表示される。
1が黄色で、橙→赤→紫→青→青緑→緑→黄緑。
この色相環で向かい合う2色は、混色すると無彩色になる補色になってる!
PCCSが24色相なのも、オストワルトを参考にしたから。
無彩色の段階➡︎a、c、e、g、i、l、n、pの8段階!(aが明るくてpが暗いよ!)
オストワルトさんは、無彩色の段階がなだらかだったらいいなぁって考えて。
1.6倍ずつにしたのね。
この段階を、アルファベット一つ飛ばしで記号として与えた(ただし見間違いやすいiとjを除く)
■色の表示方法■
・無彩色🤍
→アルファベット1文字で表す。
→acegilnpの8段階。
・有彩色🌈
→色相番号+白色量+黒色量と表す。
→白色量と黒色量は、同じくacegilnpを使う。
→たとえば、20gc。とか。
■等色相面■
オストワルトは正三角形。
➡︎等色相三角形と呼ばれる。
3つの頂点はそれぞれ、理想の白(W)、理想の黒(S)、理想の純色(F)。
理想なんで存在しません😂
最も明るい白aは、黒が11入ってて。
最も暗い黒pは、白が3.5入ってて。
そして最も純色paは、黒が11、白が3.5入ってる😎
有彩色の三角形の内側は28色に分けられていて、それぞれに白色量黒色量のアルファベットがつけられてる🙆♀️
まず白色量、次に黒色量ね。
▶️等白系列➡︎等色相三角形の下辺と、下辺と平行な列。
その列にあるものは白色量が等しい。
アルファベット一個目も同じになる。
▶️等黒系列➡︎等色相三角形の上辺と、上辺と平行な列。
その列にあるものは黒色量が等しい。
アルファベット二個目も同じになる。
▶️等白系列➡︎等色相三角形の下辺と、下辺と平行な列。
その列にあるものは白色量が等しい。
アルファベット一個目も同じになる。
▶️等純系列➡︎等色相三角形の縦の辺である無彩色の明度段階と、平行な列。
その列にあるものは、純色量と白色量の比(F/W)が等しいグループ。
その比はオストワルト純度と呼ばれる👨🏫
■色立体■
オストワルトの色相面は正三角形なので、色立体は無彩色軸を中心にした、二重円錐型。
等価値色系列➡︎同じ高さの円周上にある色。
色相は違っても白色量、黒色量、純色量が全て等しい。
色記号のアルファベットが2つとも同じになる。