【色彩検定2級】視覚系の構造と色〜見え方の、状況別の特性〜
前回の続き!
⭐︎【視物質(しぶっしつ)】
目の細胞の中の、光を吸収する物質のこと。
その中で錐体にあるのを、
【赤オプシン(L錐体)】
【緑オプシン(M錐体)】
【青オプシン(S錐体)】
杆体にあるのを、
【ロドプシン】または【視紅(しこう)】
という。
早口言葉みたい。笑
ロドプシン(視紅)はピンク色をしていて、
光が当たると分解されてなくなる(!)( i _ i )
けど、暗くなるとまた合成して現れる(ホッ(´∀`*))
⭐︎明順応と暗順応
ロドプシンの分解と合成のおはなし。
光があたってから分解( i _ i )されるのはほんの数分で完了。
かいさーん!って言ったらすぐ帰るクラスメイトみたいな感じ(?)
明るいところへ行って、まぶしっ!と思っても割とすぐ目が慣れますよね。
これが【明順応(めいじゅんのう)】
逆に、真夏の昼間、すんごく明るい時に、ぱっとお化け屋敷に入ったら。
なかなか目が慣れなくて見えない。
ロドプシンさん、しゅうごーーう!って言ってから集まるまで10〜15分、完全に順応するまでは30分かかります。
クラスメイトだとしたらとてもまとめづらいキャラ←
やっと暗さに慣れて見えるようになることを、【暗順応(あんじゅんのう)】という。
ロドプシンかいさーん→錐体だけで見てる状態→これを、【明所視(めいしょし)】という。
【錐体視(すいたいし)】と呼ぶことも。
暗くなって色が見えない!状態→【暗所視(あんしょし)】
もしくは【杆体視(かんたいし)】という。
Q.夕方とかで徐々に切り替わっていく中間の状態は?
A.【薄明視(はくめいし)】ですね!
一時的に錐体と杆体と、両方はたらいている状態になります!
分光視感効率曲線で、錐体視は黄緑がよく見えて、杆体視は緑だったじゃん?(今ここで突然、常体語の方が入ってくる気がして切り替え←)
それが、薄明視を経て、どんどん移り変わっていくのね。
その移り変わりを【プルキンエシフト】っていう!
おんなじカラーパレットを見ていても、
暗くなってくると、長波長(赤とか橙)はより暗く見えてきて、
逆に短波長の青は、周りが暗くなると明るく見えてくる!
この不思議現象を、【プルキンエ現象】という!
⭐︎色順応
↑は明るさとか暗さの順応で、今度は色の順応ね。
例えば、ブルーのサングラス🕶をかけたとき。最初は全部ブルーに見えて変な感じがあるけど、だんだん普通の見えになったりするよね(╹◡╹)
これが、【色順応(いろじゅんのう)】
錐体の感度が自動で調整されるらしい。
カメラのオートモードが搭載されている感覚?
⭐︎色の恒常性
↑とは逆に、照らされてるものによってのおはなし。
同じ白い壁でも、壁も周りもぜんぶ夕焼けで赤く染まっている中で見ると、「この壁は白い」って感じることね!
周りの照明が変わっても、そのものが同じ色に感じることを、
【色の恒常性(いろのこうじょうせい)】
もしくは
【色彩恒常(しきさいこうじょう)】
といいまーす!
ふぅ。
こうして文字にすると、改めて日常使わないような言葉がいっぱい出てくるなって思う(⌒-⌒; )
だから覚えづらいのよね。。
変換も1文字1文字してるかんじ(;゜0゜)
もっと分かりやすい言葉で言ってくれりゃあ良いのに꒰(๑´•.̫ • `๑)꒱