【色彩検定1級1次】測色
■測色とは■
測色➡︎私たちが見ている色の、表面色を求める事。
光源色(光源の出す光の色)とは違う、
物体色(光を反射あるいは透過する物体の色)
を取り上げます!
物体色を見るには、その物体、照明光、そして観察者も必要。
🔦
🎁 👀
↑この空間的な配置のことを、「ジオメトリ」という。
ジオメトリで気をつけること🧐
高光沢面だと、観測者は照明光の反射を避けて測色できるけど🪞
半光沢面(高光沢面とマットの中間)では、観測者の視線に反射光が混ざり込む可能性が高くなる💦ので、反射光=白、が混じり低彩度や薄い色に見えちゃったりする😕
🎬測色の方法①視感測色→眼で見て表色値を求める。
◎見た目との関連性が高い。
✖️個人差あり、疲労や環境の影響も受けやすく再現度は低い。
[視感測色の種類]
👁🗨混色法→複数の基本色を任意の比率で混合して試料の色に一致させる。
👁🗨直接比較法→試料(サンプル)の色と、基準色を比較。
以下、直接比較法をくわしく。
試料🟧 ←👀(いっしょかな…?)
基準色🟨 ↙︎
《周辺条件》照明などの条件によって影響されるので、北空昼光の下や照明ブース、試験室で行う。
・北空昼光(北窓昼光)で比較するとき
→日の出の3時間後〜日没3時間前までがbetter。
→周辺の建物や樹木、部屋の内壁の影響も受けないように注意!
・ブースや試験室で比較するとき
→標準光源Aか、常用光源D65またはD50。ルクスは1000〜4000。
→45度ジオメトリで、入れ替えしたりして表面反射光を避ける!
→ブースの内装は明度L*=約45〜55の、無光沢の無彩色。
→背景は同じ照明、観察条件で試料の面に近い輝度をもつ、無彩色。
→2度視野のCIE測色標準観測者か10度視野CIE測色補助標準観測者に対応させる。(それより試料が大きいと、穴を開けた無彩色のマスクで隠しちゃう)
→🟧 🟨 と並べても良いし、一つの四角の中にセパレートして入れても🙆(18mmの正方形と決まってるのでね、真横の時は並べずに。同じサイズの四角の中で2色表示する。)セパレートの方がより細かく比較できる!
《基準色》一般的なのはマンセル・ブック・オブ・カラー。欧州ではNCSの標準色票も使われる。
試料に近い状態の物を使うと🙆
→光沢版や無光沢版があれば、近い方。
→使用する色材で作った標準色票があったりする。(塗料やインク、繊維、プラスチックなど)
→食材のランク付けにも、特定の色票がある。(お肉や卵など)
→製品と同じ製法で作られたサンプルがあったり。もはや製品そのものが、試料で使われたりもする💼
🎬測色の方法②物理測色→機器で測定し、表色値に変換。
◎再現度は高い。
✖️見た目との関連が不十分。
[物理測色の種類]
👁🗨刺激値直読法→人間の眼と近似した3種のセンサーで色を測定。「刺激値直読測色計」で測る。xバー(λ)yバー(λ)zバー(λ)センサーで受光。
👁🗨分光測色法→分光反射率からの演算で三刺激値を求める。今はあらゆる分野で主流の測定法。(前は価格やサイズ、測定時間で刺激値直読法がよく使われてた💦)「分光測色計」で測る。光を分けて、そこに照明光の分光分布やら等色関数やらを計算して、その試料の三刺激値ゲットする。
ちなみに…
機器で測定するのに大事なものがありんす(?
完全拡散反射体➡︎理論的な物体(また出た😂)完全な白色になると考えられている。どの方向から入った光もロスなく、あらゆる方向に均等に拡散反射する🪞✨
白色校正➡︎試料の測色前に、基準白色面を使って、完全反射体の値に変換すること。試料との比較に用いる。
完全拡散反射体だとこれくらいの感じ。だとするとこの試料はこれくらいだね!ということか。
📚色差による管理
さてはてこれらで色を弾き出したところで。
基準値との色差ΔE*abが、許容色差なのかを判定🔍
ΔE*abが
0.5まで→肉眼ではほとんど差がない。よく見ると僅かな違いが感じられる。
0.5〜1.5→日常的には同じ色として扱われるレベル。ほんの少し違いが感じられる。
1.5〜3.0→色指定では修正指示が出されるレベル💦並べると違いがわかる。