【色彩検定2級】景観色彩〜生活環境の景観色彩の設計!〜
例えば、一戸建ての建物の、色彩設計!
⭐️どの範囲まで設計するの??
➡︎公的領域と、境界領域!
※公的領域=街路や公園などの公共空間。
※境界領域=住宅の屋根、壁、玄関周り等。
⭐️「地」と「図」に配慮しよう!
※地=背景。
※図=対象物。
建物は一般的には「図」になるけど、街並みの中で大きな面積を占めれば「地」になるし。
草花や標識などの小さい「図」を際立たせるために、秩序が大事!
⭐️向こう三軒隣との調和を考えよう!
向こう三軒隣とは?
➡︎両隣と、向かい側の正面&その両サイド。
そこと調和できると、街並み全体の調和に広がる!
✏️ざっくりプロセス✏️
①色彩設計条件の把握(どんな用途の建物なのか?どんな地域なのか?)
②周辺環境調査(現地で周辺環境の色を測る)
③基本的方向性の設定(景観調和はこんな方向性はどうだろうか?色彩コンセプトはこれにしよう!)
④色彩設計(配色設計案、色彩仕様書を、つくる)
⑤色彩提案(立体図などを作ってプレゼン!)
⑥色彩施工管理(施工する時の色彩の管理、メンテナンスの資料の作成)
👟プロセス詳しく👟周辺の色の測り方
小型の色見本帳で、適当な距離から照らし合わせる。
小面積や、自然要素も合わせて色を測って把握する。
👟プロセス詳しく👟配色計画
まずは基本色を決めよう!街並みに馴染む色で。困ったら日本の風土色(暖色系の低彩度色で穏やかな色調)を選ぶのも◎
基本色が決まれば、強調色もあれば、単調さは圧迫感がなくなって◎
例えば、窓枠などのポイントにに締め色を使うと引き締まったり。
上下で塗り分けると安定感のある見た目になったり。
左右で塗り分けると端正な印象になったり。
色が決まったら、素材でも個性を出してみよう!
同じ色でも素材が平面なのか凸凹なのかで印象がかわる。
玄関などに石や木などの自然素材/質感のあるタイルなど使うのも◎
👟プロセス詳しく👟色彩管理
面積を考慮しよう!
カラーサンプルは小さいけど、実際使うような大きな面積になると、一般的にはより明るく見える。暗い色はより暗く見える。
大型の見本(A4サイズ以上)を用意して、実際の屋外環境で検証すると◎
退色しない色を選ぼう!
雨や日差しでどうしても劣化する。耐久性、耐候性に優れた仕上げ材だとか色彩を選ぼう!
高彩度、高明度は退色しやすい傾向なので、使う場所に注意⚠️