【色彩検定2級】色のはたらき
色には、大きく分けて2つのはたらきがある。(2つだけってなんか少ない気がする( ̄▽ ̄))
① 【情緒的な効果】
印象をもたらすはたらき。
ソフトトーンのベージュのお洋服を着ているから、優しい印象がする方だな。
空が青くて気持ちがいいな。
みたいな感じ。
②【機能的な効果】
色がついていることで、見つけやすくなったり、区別しやすくしたり、状況を伝えたりするはたらき。
大事なところを赤字でマーカー引くと目立つ。
路線図を色分けすると見やすい。
バナナが緑から黄色に変わると、食べ頃を伝える。
みたいな感じ。
この↑機能的な効果で、細分化すると、こんなのがある↓↓
【誘目性(ゆうもくせい)】
「注意を向けていない対象の、発見のされやすさ」
赤の止まれの標識とか。
人混みの中にいる林家ペーパー夫妻とか。
仮に林家夫妻に興味、関心がなくても(笑)、目がいっちゃう色が、誘目性の高い色。
迷彩じゃなく、有彩色で高彩度色。
寒色系より、暖色系。
白背景では赤。(まさに止まれの標識)
黒背景では黄。(立ち入り禁止のテープとか)
危険表示とか禁止表示に使われる。
【視認性(しにんせい)】
「注意を向けて対象を探すときの、発見しやすさ」
案内表示とかですね。
電車の出口案内が一番イメージしやすいし私は覚えやすかった!
黄色ベースに黒の文字は誘目性も視認性も高いから、JISで決まってるんだって。
視認性を高めるには、背景との違いを際立たせれば良いので、明度差をつければOK。
明度の高い黄色ベース(例えばたんぽぽみたいな黄色)に白文字→ぜんぜん見えませんw
同じ黄色ベースに黒文字→見つけやすい!
ってこと。
彩度差じゃなくて、明度差。彩度差をつけてもあんまりパッとしない。
例えば1番彩度の高い色がある5R色相でも、
いっっちばん彩度の高い5R4/14(1番鮮やかな赤)
に
同じ明度の5R4/2(同じ明るさだけど、色の要素よりモノトーン要素が多い色)
を重ねてもパッとしない。
ここが間違えやすいのかなーと思うけど、説明しててもなんか難しい(笑)
んま、視認性を上げるには白に黒が最強ー(とっても明度差がある2色)って覚えとけば大丈夫かな。
【明視性、可読性(めいしせい、かどくせい)】
「発見された対象の、意味の理解のしやすさ」
誘目性視認性が発見しやすさ、されやすさ。
明視性可読性は、見つけた後にそれが何かわかるかどうか。
発見できたけど、あれ何?笑←視認性高いけど可読性低い
ってこと。
違いは何かというと、伝える対象の違い。
図形→明視性
文字→可読性
非常灯もJISの規格で、緑と白になってる。
安全を表す色の組み合わせなのと、火災で赤く照らされた時に、よりはっきり目立つ色なんだって。
JISすご。
【識別性(しきべつせい)】
「複数の対象の、区別のしやすさ」
電車の路線図ですよね。
いーーーっぱいあって、駅で交差していても、色が違えば区別できる。
蛇口のお湯を赤、冷たいのを青にしたり。
色で識別しやすくする。
識別性。